こんにちは。ケン・ノブヨシです。
ブログのために何か面白い食材を探しまわる今日このごろ。
今回は久しぶりの「ハワイでお魚を買って調理してみた」の第4弾です!
ホールフーズで見つけたオパ(opah)という魚を調理してみたいと思います!
ハワイのホールフーズでオパと出会う
ある日の買い出し。家族でホールフーズに行きました。
妻はじっくり野菜をチョイスするので、暇を持て余す娘をつれて鮮魚コーナーへ。
さすがホールフーズ。美味しそうなお魚がたくさん。
珍しい魚がないかなぁと娘と探します。娘は魚の英語名をよく知っているので助かるね。
ふと見ると知らない名前のお魚発見!
opah bellies ってのがある。
なんだ?opahって。どう読むんだ?娘に聞いても知らないらしい。
ちなみに bellies は知ってて、腹部のことだってさ。
知らないのでウィキペディア先生に「opah」を聞いてみた。
写真:アカマンボウ – Wikipediaより引用
アカマンボウだって!
「きゃー!きゃー!」と娘と大興奮!
すぐに妻のいる野菜コーナーへ駆け出す二人。
娘「あのね、オパがね!アカマンボウでね!」
私「でっかいんだよ。マンボウだって!」
妻「全然わからない。お店で騒がないの。何?オバマさんがリンボー?」
私&娘「ギャハハ、オバマさん!リンボー!」
妻「お店で騒がないの!」
全く話が噛み合わないので、鮮魚コーナーへ妻を引っ張っていく。
ショーウインドーを覗きながら、物欲しそうに「1パウンド19.99ドルってお高い?買ってもいい?」と懇願する私と娘・・・。
妻しばらく考える(食事の予定を調整してる)・・・。
妻『「今日はカレーが死ぬほど食べたい!」って言ってたけどカレーはいいの?』
私「カレーなんて知らないよ!それに簡単に死ぬとか言っちゃダメだ!」
妻「・・・( ゚д゚) 好きにすれば・・・。 」
妻のOKがでたので、今日は二切れ買ってみることにしました!
二切れで11.19ドルなり〜。今夜はオパ祭りだ!
ちなみにホントはこれ👇を買いたかったけどダメだった。。。
うぅ・・・。一匹まるごと買いたかった(涙)
オパって?
さて、調理していくぞ。
でもその前にちょっと待って!!!
そもそも「オパ」って何よ?わからんことには調理できん。なので調べてみました。
オパってどんな魚❓
オパはアカマンボウ、またはオンダイとも言われる深海魚なんだって。大きさは2メートルにもなるんだってさ!
でかっ!こわっ!
でね、なんと、アカマンボウっていうくせに、
マンボウの仲間じゃないんだって!
なんと、たんたんたーん!
実はリュウグウノツカイに近縁の魚だって!
リュウグウノツカイってあのながーいやつですよね。
たまに「浜を散歩してたら見つけて、びっくらこいたでー」ってニュースで見るやつ。
うーん姿形が全然違うのにねぇ。近縁だって。わからん。生命の神秘ですなぁ。
ちなみにこのオパっていう英名は「暗闇を照らす月のごとく」って意味なんだって。結婚式でそう紹介されたら恥ずかしいね。オパよ。
で、面白いのが、魚類で唯一、血液の温度を保つ機能があるんだって。
えー!!!って、どれくらいすごいのわからん・・・。
まぁ、魚類で唯一ならとても凄い事なんだろう。ほら、かつて5人組の男達が言ってたじゃん、「ナンバーワンにならなくていいのよ、特別なオンリーワンになろうね」ってね👍
オパって美味しいの?
肝心の味については、美味しんだけど特殊な形だから運搬の問題などがあって、あんまり需要がないみたい。
でも沖縄やハワイでは食べられてて、沖縄では刺身で食べるんだって。
ここハワイではフライやムニエルでよく食べるみたい。
で、気になったのがこのアカマンボウって、ウィキ先生をはじめいろんなサイトに、
マグロと味が似ているので、日本ではマグロの代用食として利用される
って紹介されてるんですよ。
うっ!記憶が!(頭が痛くなってうずくまる私)
あれは確か新入社員だった頃・・・。よく同期と新宿の激安回転寿司に行って、その時に同期がよく口にしていた言葉。
「知ってる?激安寿司のマグロってマンボウなんだぜ!」
「お前のそのネギトロ、半分マグロで半分マンボウだぜきっと。」
あ”ー!思い出した。当時そんな噂を冗談で言ってたわ。もしかしてそのマンボウなのか?
当時は都市伝説だと思ってたけど、ネットで調べてみたらホントみたい。知らんかった。
まぁ、でも結局は「美味しいは正義」であって、美味しいかどうかが問題よ!
じゃー、いよいよ食べるよー!
オパと対面
さあ!ご対面です!
おー!確かにマグロみたい!魚の臭みはほとんどないね。
ハワイだとフライかムニエルにするみたいなので、まず一切れはフライに。
もう一切れはジャパニーズスタイルってことで、照り焼きにしてみたいと思います。
オパのフライ
では、フライにしてみましょう。通常のフライのように衣をつけて揚げてみました。
完成でーす!まぁ!美味しそう!
では、早速いただきましょう!まずソースでいただきます!
パクリ!うむ、美味しい!すごーく柔らかい。ふわふわと言ってもいいくらいです。あの容貌からは想像つかない上品な味わいです。
娘も「美味しい!」と言って食べてます。妻はディルマヨネーズで食べていました。臭みが無く美味しいとのこと。見た目はサーモン、味はマグロ(っぽい)です。
うむ、フライとの相性はとてもいいみたい。
それでは、もう一切れも調理してみましょう!
オパの照り焼き
今度はジャパニーズ・スタイルです。ぶりの照り焼きと同じ要領で作りました。完成したものがこちら👇
そのまま焼いたので、存在感ありますね。では食べてみましょう!
パクリ。うーーん!美味しい!これはうまい!
箸を入れると身が崩れるほど、柔らかいです。食べるとふあふあです。これはさっきのフライより、さらに風味がマグロに近いです。
しかしなんか懐かしい味がするなぁ。。。
あっ、あれだ!小学生の時、よく食べた「シーチキンに醤油かけたやつ」に似てる。ってことはやっぱマグロに似てるんだ!
ご飯にかけるとね、ふんわりしててとってもおいしいのよ!まぢご飯がススム君です。
そういやね、ちびまる子ちゃんで、
まる子「おかずなんてシーチキンにしょうゆかけたやつでいいよ。もうまちきれないよ。」
友蔵「まちきれないよ。・・・もう。」
ってシーンがあったねぇ。オパも「もうまちきれないよう」だよ。まじ美味しい。
思ったんだけど、「マグロよりむしろこっちの方がふあふあで、上品な味わいで美味しいのでは?」と思った。
妻にそう言うと、妻は「うーん。美味しいけど、やっぱイメージがなぁ。だって深海魚でしょ?」
出たよ!イメージとか言い出すやつ!
お前は「我が社のイメージじゃないねぇ」とか言うおっさん重役か!?美味しいじゃないか!俺は支持するぞ!アカマンボウを支持する!
妻「じゃあ、マグロとアカマンボウ、同時に出てきたらアカマンボウ食べる?」
私「えっ?えっと、もちろんさ・・・。」
妻「心の乱れを感じる。かわいそうに。フォースがあなたともにありますように。じゃ、私、片付けするから。」
うー、バカにしやがって!絶対リベンジしてやる!
悔しいので調べてみたら、アカマンボウのステーキがめちゃうまいらしい。今度買ってきてステーキにしてやる。そして見返してやるのだ!
・・・ってまてよ。マグロのステーキって極上のメニューもあったよね。また絶対に比べられちゃうね(;_;)
結論:「マグロに似てる」で損してる。普通にうまいのよ!
なんか、なまじマグロが似てるから損してるような気がするよ。
オパ(アカマンボウ)の名前で十分通用する美味しさだよ。
なので「マグロみたい♪」ってのを忘れて食べてほしい!
あと深海魚ってのも損してるよなー。妻のように「深海魚って、釣ったら目が飛び出るじゃん。嫌だ。」とかいう人もいるし。
なので深海魚ということを忘れて食べてほしい!
以上を声を大にして言いたいよ。ほんと美味しいよ!
もうちょっとこの魚については色々挑戦してみたいと思います。
アカマンボウよ!マグロの代用とは言わせないぜ!俺がトップを取らせてやる!
ということで、また。まはろー。